20代で住友林業の平屋を建てた、うれいです。
新築の家づくりは一生に一度の大きな決断ですが、正直なところ、トラブルや後悔をゼロにするのは難しいと感じています。
我が家も、間取りを決める段階で夫婦の意見が合わず、家事導線や収納、クローゼットの配置などについて何度も話し合いを重ねました。
さらに最初は値段を気にせず理想を詰め込んでいたため、見積もりを見て現実を知り、勾配天井やヌック、下がりリビングなどを泣く泣く削ることに。
この記事では、20代で住友林業の平屋を建てた我が家が、間取りで実際に悩んだことや、住んでから分かった後悔・気づきをリアルにまとめています。
これから平屋や住友林業での家づくりを検討している方の参考になれば嬉しいです。
新築が建つまでに起こったトラブル

新築を建てると決めたとき、正直ここまで大変だとは思っていませんでした。
「平屋だし、そこまで複雑じゃないだろう」「別に間取りなんてあまり考えなくて良いだろう」
最初はそんな軽い気持ちで家づくりをスタートしたのを覚えています。
しかし実際に打ち合わせが始まると、想像以上に決めることが多く、ひとつひとつの選択が後々の暮らしに直結することを痛感しました。
その過程で、間取りをめぐって夫婦で意見がぶつかり、何度も話し合いを重ねることになります。
家づくりで決めることの多さ
家づくりで驚いたのは、「決めることの多さ」です。
間取りだけでなく、収納の位置、扉の向き、通路の幅、コンセントの数や配置まで、細かい部分を次々に決断していく必要がありました。
特に住友林業のように自由度の高い設計ができるメーカーだと、選択肢が多い分、迷う場面も増えます。
「後で考えよう」と思っていたことも、打ち合わせではすぐに答えを求められ、知識が追いつかないまま決断してしまいそうになることもありました。
壁紙の色なんかは特に迷いました。壁紙で家の雰囲気がほぼ決まる、といっても過言ではないためオープンハウスに行き続け、自分たちなりの内装を決めました。
20代での家づくりということもあり、経験やイメージが少なかった分、「なんとなく」で進めてしまいそうになる瞬間が何度もあったと思います。
夫婦で「正解」が違うと気づいた瞬間
間取りを考える中で一番戸惑ったのは、夫婦で思い描いている「正解」が違っていたことです。
自分は、見た目や雰囲気、なんとなくの使いやすさを重視していました。
一方で妻は、家事導線や収納量、将来の生活まで見据えた実用性をかなり重視していました。
「こっちの方がオシャレじゃない?」
「でも毎日の家事を考えると、こっちの方が楽だよね」
こんなやり取りを何度も繰り返し、少しずつ価値観の違いが浮き彫りになっていきます。
この時点では、正直「そこまで考えなくてもいいのでは?」と思っていた部分もありましたが、今振り返ると、ここが後々の後悔や満足度を左右する重要な分かれ道だったと感じています。
平屋だからこそ間取りの重要性を痛感した
平屋を選んだ理由のひとつに、「生活がすべてワンフロアで完結する楽さ」がありました。
ただ、その反面、平屋は間取りの失敗がそのまま生活の不便さにつながるという側面もあります。
2階建てであれば、多少動線が悪くても階で役割を分けることができます。
しかし平屋の場合、すべての空間が横につながるため、家事導線や収納の配置が悪いと、日常のストレスが一気に増えてしまいます。
この頃から、「平屋だからこそ、間取りはかなり慎重に考えないといけない」という意識が芽生えました。
そしてこの考えが、後に収納やクローゼットをめぐる夫婦の議論へとつながっていきます。
住友林業の平屋で一番揉めた間取りは家事導線と収納
住友林業で平屋の間取りを考える中で、夫婦で一番揉めたのが「家事導線」と「収納」でした。
今振り返ると、この2つは家づくりの中でもかなり重要なポイントだったと思います。
自分は、間取り全体の雰囲気や広さをなんとなく重視していました。
家事導線や収納の意識はあまりなかったのです。
一方で妻は、日々の家事が少しでも楽になるように、動線や収納の位置をかなり細かく気にしていました。
この時点では、その違いがここまで大きな差になるとは正直思っていませんでした。
家事導線を重視する妻と、深く考えていなかった自分
妻が一番こだわっていたのが、キッチンを中心とした家事導線です。
料理、洗濯、片付けといった毎日の家事が、できるだけ無駄なくスムーズに進むように、動線を何度も見直していました。
正直なところ、当時の自分は「多少遠くても大丈夫でしょ」「慣れれば問題ないんじゃない?」くらいの感覚でした。
しかし妻は、毎日繰り返す動作だからこそ、少しの不便が大きなストレスになると言って譲りませんでした。
この時は意見がぶつかることも多く、話し合いが長引く原因にもなりましたが、今思えばこのこだわりが現状の満足度につながっていたと感じています。
クローゼットと収納は「後から足せない」
家づくりを始めた当初、クローゼットや収納については正直そこまで重要視していませんでした。
「足りなければ家具を置けばいい」
「後からどうにでもなる」
そんな風に考えていたと思います。
しかし打ち合わせを進める中で、妻や営業さんから何度も言われたのが
「収納は後から増やすのが一番難しい」
という言葉でした。
平屋の場合、収納を増やす=居住スペースを削ることになります。
あとから壁を増やしたり、クローゼットを広げたりするのは簡単ではありません。
この事実に気づいたとき、収納を甘く見ていた自分の考えが間違っていたと少しずつ理解するようになりました。
住んでから実感した、収納が多い家の快適さ
実際に住み始めてみると、収納を多めに取っておいて本当によかったと感じています。
物が表に出にくく、部屋が散らかりにくいだけで、日々のストレスがかなり減りました。
特に3畳のウォークインクローゼットは、当初自分が想定していたよりもずっと役立っています。
季節物の服や生活用品をまとめてしまえることで、家全体がスッキリ保てています。
家づくり当時は半信半疑だった部分も、今では完全に妻の言う通りだったと感じています。
この経験を通して、「間取りは見た目よりも、暮らしやすさを最優先で考えるべきだ」という考えに変わりました。
犬と暮らす平屋で感じた間取りの正解
平屋で犬と暮らすとなると、人だけでなくペットの動きも意識した間取りが重要になります。
我が家ではヨークシャーテリアというちっちゃい犬を飼っていますが、ゲージに入れず自宅内を自由に歩かせることにしています。
収納が多く床に物が散らばっていないことで、犬もイキイキと家の中を歩き回れることができ、自由度が高いです。
また、散歩グッズやケア用品など、犬関連の物は意外と多く、専用の収納があるかどうかで使い勝手が大きく変わります。
人と犬が同じ空間で快適に暮らすためにも、収納と家事導線は妥協しなくてよかったポイントのひとつです。
理想を詰め込んだ結果、泣く泣く削った平屋の間取り
家づくりを始めた当初は、正直なところ予算のことをあまり深く考えていませんでした。
「一生に一度の家なんだから」
「どうせなら後悔したくない」
そんな気持ちが先行して、思いつく理想をどんどん要望として出していました。
勾配天井、ヌック、下がりリビングなど、SNSや住宅展示場で見た“憧れ”をそのまま詰め込んだ形です。
この時点では、それぞれの要素が本当に自分たちの暮らしに必要なのか、優先順位をつけるところまで考えられていませんでした。
とにかく「後悔したくない」という気持ちが強く、削る前提では考えていなかったと思います。
勾配天井を削った理由
勾配天井は、平屋と相性が良く、開放感が出る間取りのひとつです。
実際に図面やパースを見ると、とても魅力的に感じました。
ただ、冷静に考えると、勾配天井があることで日常生活が劇的に変わるかというと、正直そこまでではないのではと思うようになりました。
「なくても困らない」
そう割り切ったことで、勾配天井は削る決断をしました。
ヌックを諦めて分かった優先順位
ヌックも当初はかなり憧れていた間取りのひとつです。
ちょっとした読書スペースや、くつろげる場所として魅力的に感じていました。
ただ平屋の場合、使える床面積には限りがあります。
ヌックを作る=どこかの部屋や収納を削ることになります。
「そのスペース、毎日使うかな?」
そう自問自答した結果、使用頻度が高そうな収納や生活スペースを優先した方がいいという結論に至りました。
結果的に、ヌックはなくても困っていません。
下がりリビングをやめて正解だった理由(雪国視点)
下がりリビングも、デザイン的にはかなり魅力的でした。
空間にメリハリが出て、オシャレな印象になります。
オープンハウスに伺ったとき、「こんなものもあるんだ!」と目を輝かせていたことが懐かしいです。
ただ、我が家は雪国で暮らしています。
冬場は床が冷えやすく、段差があることで転倒のリスクも高まります。
将来的なことを考えても、段差のある間取りは不安要素が大きいと感じました。
「オシャレよりも安全と快適さ」
そう考え直し、下がりリビングも最終的には見送りました。
主寝室11畳は広すぎた?住んでから気づいた後悔
我が家の主寝室は、現在11畳あります。
将来はこの部屋を間仕切りして、主寝室6畳+子供部屋5畳に分ける想定で設計しました。
子供が小さいうちは一緒に寝ることを想定し、主寝室は広めに取りました。
将来的には壁を作って部屋を分ける計画だったため、「無駄にはならない」と判断していました。
この考え自体は間違っていなかったと思いますが、問題は「今」の使い方でした。
将来を見据えた間取りが「今」の不満になった
実際に生活してみると、主寝室でやることはほぼ決まっています。
寝る、寝る、寝る、ただそれだけ。
11畳という広さがあっても、特別に何かできるわけではなく、広さを持て余している感覚がありました。
それなら最初から部屋を分けて、別の用途として使えた方が良かったのでは、と考えるようになります。
「将来のために今を犠牲にしている」
そんな感覚を持つようになったのが、正直なところです。
主寝室を分けておけばよかったと感じる理由
- 収納部屋
- 趣味部屋
- 来客用の部屋
など、もし最初から主寝室と子供部屋を分けていたら、今すぐ使える空間が増えていたかもしれません。
平屋は部屋数に限りがあるため、「今すぐ使える部屋」を確保することの重要性を後から実感しました。
将来を見据えることも大切ですが、現在の暮らしとのバランスを取ることも同じくらい大事だと思います。
3畳の書斎は必要だった?20代で作ったリアルな感想
我が家には、3畳の書斎があります。
これは完全に自分の希望で作った部屋で、作ろうとした理由はシンプルです。
書斎を作った理由
- 集中できる場所が欲しかった
- 仕事や作業用のスペースが欲しかった
- せっかくの新築だから、理想の部屋を作りたかった
当時は「3畳ならそこまでスペースを取らないし、問題ないだろう」と考えていました。
平屋でもギリギリ成立するサイズ感だと思っていたのも事実です。
子供部屋があるなら不要だったかもしれない
実際に暮らし始めてみると、まだ子供部屋として使っていない部屋があります。
そう考えると、「わざわざ書斎を作らなくても、その部屋を使えばよかったのでは?」と思うようになりました。
もし書斎を作らず別のスペースにできたら、「3畳のウォークインクローゼットが2つ」や「納戸を作る」ことも選択肢にできたはずです。
平屋は収納スペースの確保がとても重要なので、書斎とのトレードオフは今でも少し引っかかるポイントです。
それでも書斎を作ってよかったと思う点
とはいえ、書斎を完全に後悔しているかというと、そうでもありません。
この書斎は、壁紙をすべて黒よりのグレーにして、自分の理想を詰め込んだ空間です。
狭いからこそ落ち着く部分もあり、集中したいときにはしっかり役立っています。
「なくても生活はできるけど、あるとちょっと気分が上がる」
そんな存在になっています。
結果的に、書斎は必須ではないけど満足度は高い部屋だったと感じています。
20代で住友林業の平屋を建てて分かった間取りの考え方
住友林業で平屋を建て、実際に暮らしてみて強く感じているのは、間取りに完璧な正解はないということです。
どれだけ時間をかけて考えても、住んでから初めて気づくことは必ず出てきます。
よく「3回家を建てないと理想の家は建たない」と言いますよね。
後悔を「失敗」にするか、「納得」に変えられるかは、家づくり中の考え方次第だとも感じています。
暮らし始めてから気づくことの方が多い
家づくり中は、どうしても図面やパース、イメージだけで判断することになります。
でも実際の暮らしは、
- 朝の動き
- 夜の過ごし方
- 物の増え方
など、想像していたよりずっとリアルです。
収納や動線、部屋の使い方についても、「こう使うはずだった」という想定通りにいかないことは普通にあります。
だからこそ、多少の後悔が出るのは当たり前だと思うようになりました。
間取りは「今」より「数年後」を想像することが大切
今回の家づくりで一番学んだのは、今の暮らしだけで判断しないことです。
20代で家を建てると、ライフスタイルはこれから大きく変わっていきます。
- 家族構成の変化
- 物の増加
- 体力や価値観の変化
これらを完璧に予測することはできませんが、「変わる前提」で間取りを考えることはできます。
収納を多めに取ったことや、動線を重視したことは、将来を考えると正解だったと感じています。
夫婦で揉めた分だけ、納得感は高くなる
間取りで何度も話し合い、正直面倒だと感じたこともありました。
でも、意見をぶつけ合ったからこそ、「なんとなく決めた家」ではなく、「自分たちで選んだ家」になったと思います。
今振り返ると、揉めた時間も含めて、家づくりの大事なプロセスだったと感じています。
これから住友林業で平屋を建てる20代夫婦へ
最後に、これから住友林業で平屋を建てようとしている20代夫婦の方へ、実体験から感じたことをまとめます。
最初から完璧な間取りを目指さない
SNSや住宅展示場を見ると、「失敗しない間取り」や「後悔しない家づくり」といった情報がたくさん出てきます。
でも、すべてを完璧に満たす間取りは、正直かなり難しいです。
多少の後悔が出る前提で、「致命的な不満が出ないこと」を目標にするくらいがちょうどいいと思います。
収納と家事導線だけは妥協しない
もし優先順位をつけるなら、
収納と家事導線だけは妥協しないことをおすすめします。
デザインや憧れの間取りは後から諦めがつきますが、毎日の不便は積み重なってストレスになります。
これは実際に住んでみて、強く実感したポイントです。
後悔も含めて「自分たちの家」になる
間取りで後悔した部分があるからこそ、「次はこうしたい」「ここは工夫しよう」と考えるようになりました。
それも含めて、この家は自分たちの暮らしに馴染んでいっていると感じています。
20代で住友林業の平屋を建てた経験は、決して完璧ではありませんが、後悔も含めて納得できる家づくりでした。
この記事が、これから家づくりをする誰かの参考になれば嬉しいです。

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